Aviza > Kilby > My Semicon Memory

Powered2008-11-12

Powered@MAです。
先日、世界で初めて300 mmウェーハに対応したイオンビーム成膜システムを開発した米国の大手半導体製造装置サプライヤー、Aviza Technology社のプレスツアーのお手伝いをしました。
半導体とのおつきあいはかれこれ20年近く(途中、ブランクもありましたが)。最初に半導体に触れたのは『キルビー特許』。「つくば '85」(TSUKUBA EXPO '85)のときでした。2000年にノーベル物理学賞を受賞する少し前にジャック・キルビー氏が来日した際,日本の消費者が携帯電話機を駆使しているのを見て,感慨に浸っていたという逸話があるそうです。
今回、Avizaが発表したシステムは主に磁気抵抗メモリ(MRAM)向けです。MRAMは、携帯電話、オーディオ・ビデオ、ディジタルイメージング、スマートカード、産業オートメーション、航空電子工学など、様々なアプリケーションでの利用が期待されています。Avizaの新システムは、すでに欧州最高といわれる応用研究センターであるCEA-LETI-MINATECに納入されたとのこと、今後の次世代MRAM開発の進捗が楽しみです。
米国と英国から来日された二人のエグゼクティブは日本滞在時間がわずかに20時間ちょっと。5件のプレスインタビューを終えて、タクシーで成田空港へ。ソウル、台湾・・・と続くプレスツアーに向われました。
詳細はこちらの記事 http://eetimes.jp/article/22532/ をご参照下さい(EE Times Japanサイトへ)。
そういえば、初めてEE Timesの東京特派員(当時)の方とお目にかかったのもあの頃でした。光陰矢の如し。。。